島村楽器 鹿児島アミュプラザ店 シマブロ

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【イベント】電子管楽器セミナー開催しました!【レポート】

 
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電子管楽器セミナー開催致しました!

こんにちは。
島村楽器鹿児島店
デジタルアドバイザーの西牟田です。

先日2017年12月15~17日の3日間、
島村楽器で最も大きな展示会の一つ
管楽器フェスタ」が、
ここ鹿児島店で催されました。

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当店この度は木管会場でしたので、
サックス、フルート、クラリネットなど、
木管楽器がずらりと並びました・・・

ピンク色したかわい~サックスとかもあって
私もめちゃくちゃ目で楽しんだんですが、


・・・値段がかわいくない!!!!


もっとデジタルな私も
カジュアルに管楽器に触れたい!!!!

なんて思ったわけです。


そんな私でも楽しめる、
今人気の”あの楽器”を紹介するセミナーが、
2017年12月10日に行われました。

この記事では、セミナーのレポートを通して、
その楽器の魅力について紹介したいと思います!

 

電子管楽器とは?

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文字通り、管楽器として
"吹いて"演奏できる電子楽器です。



ウィンドシンセサイザー・電子サックスと
呼ばれたりもします。

新しい楽器と思いきや、
実は1970年台から存在します。

音源の仕組みとしてはシンセサイザーに近しいので、
1台で管楽器の様々な音色はもちろん、
ハーモニカ、尺八、ヴァイオリン、シンセ音などなど
色々な楽器の音を"吹いて"奏でることができます。

しかも、本物の管楽器よりも
絶対的に簡単に音が出せます。
その吹奏感はまさに「リコーダー」的!

管の経験が全くない方でも、楽楽吹くことができます。

 

講師紹介

今回も、この方にお越しいただきました!
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よしめめ氏

東京都出身。誰もが認めるEWIの知識を持ったSAX/EWIプレーヤー。13歳の時に聴いたリリコンがきっかけでウィンドシンセの魅力に取り憑かれ、以降古今東西の機種を研究する。ライブにおいてはリードシンセによるメロディは勿論の事、生楽器の再現や一人ホーンセクション、一人フルストリングス、コードプレイ、カッティングギター、SE、ドラムセットまでEWIの可能性をとことん追求するスタイル。「森羅万象をEWIで」が座右の銘EWI愛溢れるトークで丁寧かつ徹底解説。

 

セミナーの様子

~開場前~

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よしめめさんと一緒に会場作り。

実はこの日の前日、
よしめめさんは島村楽器
浦和パルコ店(埼玉県)でも
セミナーがあったんです。

ほんと遠くまでありがとうございます!!

 
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\ははは!!EWIがポッキーのようだ!!/

今回もハンズオンセミナーとして、
参加者全員にEWIを持っていただき、
実際に体験できるセミナーをご用意しました!

~第一部~

ついにセミナー開始!
 
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サンタ帽が似合いすぎるよしめめ氏。

まずはEWI3機種と、エアロフォンを
持ち替えながらの生演奏!

早速耳でその違いを体験できました。
 
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演奏が終わり、EWI3機種を解説。

EWIシリーズは現在

の3機種があるんです。

ざっくり大きな違いを表にまとめました。

違い EWI 5000 EWI 4000sw EWI USB
価格(税込) ¥79,800 ¥59,800 ¥29,800
音源 PCM音源搭載 アナログモデリング音源搭載 非搭載(音源ソフト付属)
得意な音 様々な楽器の音 音ヌケの良いシンセ音 (非搭載)
駆動 内蔵充電池/アダプタ 単三x4本/アダプタ USBバスパワー
制御音域 8オクターブ 8オクターブ 5オクターブ
全長 676mm 670.5mm 586mm

※記事更新現在。

EWI USBはPCに接続してはじめて
役割をなす"コントローラ"ですので、
他の2機種よりもパーツや機能が
簡略化されています。

けど、これで打ち込みもできるわけですから、
音楽制作している私にとってはすごく魅力的です。


EWI 4000swはアナログモデリング音源搭載で、
よしめめさんの言葉で説明すると、
「本体の中で波形(音)を生成できる唯一のEWI
ということになります。

完全に音の仕組みがアナログシンセのそれなので、
「様々な楽器をシミュレートした音を出したい!」
という方は、4000swはお門違いのEWIです。

後述のサンプリング音源とは違い、
波形(音)そのものを生成して音を出せるので、
音程と音程の間や強弱が非常にスムーズ。

そしてそれがゆえにとても音ヌケがいいので、
アンサンブルの中でも決して埋もれない
サウンドで存在感は抜群です。


EWI 5000はサンプリング音源を搭載しています。
サンプリング音源とは、実際の楽器の音を
録音(サンプリング)して作られた音源です。

よしめめさんはサックスで説明してくださいました。


「はいじゃあドの音くださ~い。」
\ドー/
「録音しました~。じゃあレの音くださ~い。」
\レー/
「はい次~。」・・・


・・・というように、
各音程の音を実際に収録して
サンプリング音源は作られます。

もちろん実際はここまで単純な話ではなく、
音階は同じでも強弱や奏法によって
音は変わりますから、そういった要素も
しっかり録音して緻密に作られているんです。

要は、実際に録音された生楽器の音が
収録されているので、バリエーションが豊かで
リアルな音を演奏できるというわけです。


ちなみに、EWI USBに付属のソフト音源も、
このサンプリング音源の類になります。


EWIは3機種出てますが、
値段が高いから上位機種、安いから廉価版、
という分け方では全然ないんです。」

よしめめさんはそうおっしゃっていました。

なるほど、EWI3機種それぞれで
得意なことや音、用途が全然違うんですね。

  
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さらに、エアロフォンの解説。

エアロフォンは、サックスを模した
形をしていて、キーの配置もほとんど
サックスに準拠しているんですね。

「え?サックスやったことないし・・・」

という方!
実はサックス自体がリコーダーの運指に
近しいので、意外と感覚的にかつ
簡単にドレミを奏でることはできるんですよ~。


そして音源方式はサンプリング音源ですが、
シンセを長年作ってきたローランドさん、
やはり音源にはこだわりがあります。

それはモデリング音源を組み合わせた、
SuperNATURAL音色」を搭載。

サックス特有の演奏の強弱や表情を
ブレス・コントロールで再現でき、
表現豊かな演奏が可能なんです。

例えばですが、
サックスはファズトーンといって、
「ギャー!」というような割れたような音を
出せる特殊奏法があるのですが、
これが再現できます。


簡単に言いますと、

「こういう演奏をしたときにはこんな音になる」
「こういう音階を経るとこういう音になる」

というような、サンプリング音源のみでは
実現できない不確定要素を、エアロフォン内の
小さなコンピュータが瞬時に計算をして、
その挙動までも再現してくれる特別な音色。

これがSuperNATURAL音色です。


実際セミナー内でファズトーンを
聞かせて頂きましたが、
その音の出方はまさにサックスのそれでした。

生音らしさを求める方は、
エアロフォンは一聴の価値ありだと思います。

 
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そして、EWIとエアロフォンの違いについても徹底解説。

「様々な楽器の音を出すのが得意」という点で
EWI5000エアロフォンはやはりよく比較されます。
以下に大まかに書き出してみました。

違い EWI5000 エアロフォン
キー センサー式(押せない) 物理ボタン式(押せる)
オクターブ切替 ローラー ボタン
マウスピース シリコン プラスチック(サックスと同形状)
スピーカー 非搭載 内蔵
ワイヤレス機能 可能 不可
アダプタ以外の駆動 内蔵充電池 充電式ニッケル水素電池単 3 形(別売)
重量 900g 855g(電池含む)

 
私この解説の機会に初めて知った
違いがありまして、
例えばエアロフォンでバイオリンの
ドの音をただ素直に出しますと、

「ドーー~~~~~~

と、口でビブラートをかけていないにも
関わらず、自動的にビブラートがかかるんです。

これは一長一短なところ。

初めての方なら難しいビブラートが
自動でかかるので嬉しいですが、

ある程度慣れた方なら、
ビブラートが意図しないところで
かかってしまうという欠点にもなり得ます。

ここは、どう感じるかでしょうね。

 
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1部の最後には、EWIといったらこれでしょう!
T-SQUAREの「TRUTH」を生演奏いただきました!

この曲に憧れて、電子管楽器をはじめる人も
少なくありませんね。
感激でした!

 

~休憩~

1部が終了し、ここで休憩。
その間も、参加者さんの質問に答える
よしめめさん。

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マウスピースのしくみや、
ビブラートの電気的構造を利用した
よしめめ式のEWI演奏法など・・・

マニアックなところを教えていました。

 
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参加者さんの中に、吹奏楽部の学生さんが
いらっしゃったんですが、

なんと休憩中にも関わらず
「宝島」を演奏くださいました!笑

これ吹奏楽バージョンと、原曲では
キーも違えば運指も違うそうで、
その違いを演奏&熱弁してくださいました。

よしめめさん・・・
すごい楽しそうです。笑

 

~第二部~

というわけで、休憩も束の間、
いよいよハンズオンセミナーの第二部に
突入します。

まずはストラップを配って、
その使い方から。

 
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EWIは構え方が非常に大事で、
ストラップの長さがとても重要とのこと。

 
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そして、全員にEWIを配ります。
今回ご自身のEWIをお持ちの方も
いらっしゃいました。

 
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EWIのキーはセンサータッチ式なので、
音を出すにも少しコツがいるんですが、
その構造や指の置き方を丁寧に説明。

 
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そして、構え方を解説。
実際に吹いて音を鳴らしてみます。
 
  
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音が鳴りにくい場合は、
本体のツマミで吹き心地を
設定していきます。

 
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音色を変えて・・・

 
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いろんな音を体験しています。
プリセットが豊富なので、
これだけで結構楽しいんです!
 
 
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そして実際に「大きなのっぽの古時計」の
楽譜を見ながら、全員で練習していきます。

はじめての方ばかりでしたが、
これ、皆さん意外と吹けてたんですよ!

運指は基本、縦笛と似ていますから、
意外と感覚的に音程を吹くことが出来るんです。

 

~質問コーナーにて・・・~

というわけであっという間のセミナーでしたが、
最後に質問コーナーを設けました。

EWI USBを検討されている方も
多いと思いますが、このモデルは
PCに接続することを前提としています。

なので演奏には必ずPCが必要・・・

だと思っていたのですが、
iPadでその環境を構築している
方が、参加者様にいらっしゃいました。

 
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ご本人にそのシステム・接続方法を
解説していただきました!
ありがとうございます!

EWI USBがPC不要で気軽に
持ち運べる・・・すごい。

これが現時点で、
最小システムでしょうね。

というわけで・・・

今回で2回目となったセミナーでしたが、
これまたひじょ~~~に楽しかったです!

電子管楽器はやはりまだまだ
認知度は低い楽器ですが、
それだけに可能性に溢れる楽器です。

最近本当に、私の周りでも
持っている方が増えてきました。

縦笛が吹ければ誰でもできる
入口の大きい楽器ですがしかし、
奥が深い楽器でもあります。

今回のセミナー来られなかった方も、
是非一度、当店の展示品を
見に来られてください!


次回の開催はまだ未定ですが、
決定したらまた告知しますので、
是非当ブログやHP
チェックしててくださいねー!!

この記事を書いた人
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西牟田 和真 (ニシムタ カズマ)
デジタルアドバイザー・DTMセミナー講師の西牟田です。現在ゲーム音楽や主題歌の作編曲から効果音制作まで、サウンドクリエイターとして楽曲提供も生業としていますので、音楽制作やデジタル機材・ソフトに関することならお任せください。また仕事を生かしてピアノ・ギター・チェロなど様々な楽器演奏も経験しております。総合楽器店員として様々なサポートを致します!是非お気軽にお声掛けください。

 
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