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【DTM塾】実践講座第6回「音圧アップのためのマスタリング基礎」【レポート】

【レポート】実践講座第6回「音圧アップのためのマスタリング基礎」

こんにちは!
島村楽器鹿児島店デジタルアドバイザーの西牟田です!

暑くなってきましたが、まだ夜は布団がほしい感じの気候ですねぇ。
DTMer諸氏、いかがお過ごしでしょうか。

今回は焔の錬金術師ロイ・マスタn、、、ではなくて、
音楽制作の最終段階「マスタリング」についてお話をしました。

マスタリングって?

唐突ですがみなさんお気に入りの曲のセトリを作ったことはありますか?

違うCDに入っている曲を無造作に並べて聴いてみると、それぞれの曲で
音量感や音質、始めや終わりの曲間の長さが違い、
どうにも聴きづらく感じてしまうことがあります。

過去のエンジニア達が、1枚のCDという作品を作る際
そういった曲同士の違和感を少しでも直そうと
CDをプレスする前の最終段階で微調整を行ったのが「マスタリング」のはじまりです。

現在ではCDのみならず動画サイトへの投稿やデジタル配信が
最終目的となっているクリエイターも多いので、
曲を最終的なフォーマットに落とし込む前に、
曲の長さ・音質・音圧などを最終調整する作業のことも指すようになりました。

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曲制作の流れをおさらい

というわけで、ここでざっくり曲制作の流れを一度
おさらいしておきましょう。

私の場合、以下の順で作っていきます。

【1:作曲】
  曲全体のメロディ・リズム・コードを大体決める。骨組みづくり。

【2:編曲】
  細かい打ち込みや生楽器のレコーディングを行う。肉付けの工程。

【3:ミックス】
  各トラックの音量・音質・定位を全体のバランスを考えながら調整。

【4:マスタリング】
  2MIXになった曲全体の最終的な曲の長さ・音質・音圧調整。

この4段階を経たうえで、目的のフォーマットにバウンスすると、
ようやくリスナーに聴いてもらえる音楽が完成するわけです。
いやあDTMってほんと大変ですね。

しかし、マスタリングをしなければ
他のクリエイターの曲と比べて音圧が足りずリスナーに音が小さく感じられてしまったり
アルバムやCDを作るという目的なら、曲同士に一貫したまとまがなく
1つの作品として通して聴いてもらえないということが起きるのです。

逆に言えば、マスタリングを覚えてしまえば
プロの曲と同じような音圧に仕上げたり、
アルバムやCDを1つの作品として楽しんでもらえるようになります!

曲作りをするなら是非覚えておきましよう!

マスタリングで使うプラグイン

今回のDTM塾では、マスタリングの仕方や
流れまでご紹介したのですが、レポートでは省略。

かわりに、マスタリングで頻繁に使うプラグイン
種類をご紹介します。是非参考にしてみて下さいませ!

アナライザー

マスタリングではもちろん耳を頼りに調整していきますが、
目視で音の確認をするのもとても大事なジャッジ手段です。

アナライザーとは、
どの周波数帯でどのくらいの音量が出ているかが一目でわかるプラグインです。
EQとアナライザーがくっついているプラグインも多いですよね。

マスタートラックの最終段にインサートすることで、
最終的な出音を監視しながら、他のプラグインをインサートしていけます。

デュアルディスプレイなど複数のディスプレイがある環境なら、
アナライザーは常駐させて、いつでも監視できるようにしておくと便利です。

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↑アナライザーの例

EQ

もちろん音質の調整をするので、EQはほぼ必ず使うことになります。
ただし、ここでのEQはあくまで微調整。
大幅にカット・ブーストしなければならない問題があるときは
勇気をもってミックスへ駒を戻しましょう。

あくまで、「微調整」です!

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Cubase EQ

テープシミュレータ

特に打ち込みが多くなってしまった場合や、
ギターやベースをアンプシミュレータで音作りした場合、
どうしてもデジタル臭さが残ってしまうことがありますよね。

こうした場合テープシミュレータというプラグインを使うことで
アナログテープを通したような温かみを簡単に付加したり、
全体のピーク感を和らげる効果を得ることができます。

ただし、マスタリングで使用する場合は
曲全体の質感が変わってしまうので、せっかくミックスで
調整した楽曲のバランスが崩れてしまう危険性
もあります。

プラグイン内でテープにどれだけ通すかを調整できる
つまみはあるはずですから、かけすぎに注意です。

同時に、同じ理由でマスタリングで使用する際は
なるだけ初段でインサートすることをお勧めします。

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↑Universal Audio「A800 Multichannel Tape Recorder」

マキシマイザー

音圧を上げることに特化したリミッターとお考えください。
多くの場合、最終的な音圧調整はこのマキシマイザーで行います。

RMSメーターで、大体-10dB~-7dBくらいに収まるようにすると、
他の市販楽曲と同じくらいの音圧になります。

RMSメーター:ある時間区域のレベルの平均値を常に表示してくれるメーター。人間の聴覚上の音量感に近いため、音圧調整時の指標として使われます。DAWの設定でレベルメーターをRMSにできたり、マキシマイザーには常に表示されていることが多いです。

RMSレベルが-10dBに届く前に歪んでしまう場合は、周波数分布や定位を見直しましょう。
2MIXの時点で楽器同士がマスキングしていたり、音域がかたまっていたりすると、
その部分のピークが当然歪んでしまいます。

しかし最近のマキシマイザーは優秀なものが多く、
私の普段使っているSlate Digitalの「FG-X」などはかなりきれいに
音圧が上がります。ソフトの進化はすごいっすね・・・

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↑Slate Digital「FG-X」

その他にも・・・

ほかにもマスタリングでつかわれるプラグインはいっぱいありますが、
中でもこの全工程を1つのプラグインで済ませてしまうことができる
iZotope社の「Ozone」シリーズは今プロアマ問わず
圧倒的に人気です。

使い方は、ほぼ「プリセットを選ぶだけ」です。

このプリセットがかなりの数はいっているので、
本当に自分のしたい音に近いものを選ぶだけでいいのです。
もちろん微調整も可能です。※

※通常版の「Standaed」に加え、
最低限の機能に絞った「Elements」、
各モジュールが個別のプラグインとして使える「Advanced」があります。

そしてなんとなんと、店頭PCで今「Elements」を試用いただけます。
是非店頭で私をつかまえて、おためしくださいませ~!

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↑iZotole「Ozone 7」

DTM塾では

実際に私の曲の2MIXをつかって、マスタリングの工程をみていただきました。
「そもそもマスタリングをしたことがなかった」って方も半数いらっしゃったのですが、
その重要性をお伝えできてよかったです~

5月から新しくDTMコーナーにiMacがはいりまして
このパソコンでこれからDTM塾もやっていくんですが、
様々なソフトウェアやプラグインをお試しできるようになっております!
近日お試しいただけるソフトの一覧を公開予定です。

ProTools、KOMPLETE、MODO BASS・・・などなどございます!
是非お試しにいらしてくださいまし~

次回(6月25日)【入門講座】第3回「いざ作曲!打ち込み入門編」

kagoshima.shimablo.com

さて次回6月は入門講座第3回!
4月第2回でつくったコード進行をもとに、
ピアノやベース、ドラムの打ち込みをしていきたいと思います!

ご予約はお早めに!!

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島村楽器 鹿児島アミュプラザ店|

電話番号 099-812-6818
担当 西牟田(ニシムタ)

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